ビートルズ生誕の地、リバプールの「ビートルズ • ストーリー」博物館でビートルズの軌跡を辿る!

こんにちは。元エディンバラのタコヤキです。
今回の記事は、ビートルズが生まれ育った街、リバプールにある「ビートルズ • ストーリー(The Beatles Story)」の体験記です。
今後ビートルズ • ストーリーを訪れてみたいという人の参考になれば嬉しいです。
1. ビートルズ • ストーリーはどんな博物館?
ビートルズ • ストーリーは、ビートルズのメンバーが実際に使用していた楽器や所持品が沢山展示されている博物館で、それらの展示物を見ながら、ビートルズのメンバーの生い立ち、グループ結成までの経緯、イギリスだけでなくアメリカ、世界中での大成功から、グループの解散、それぞれの元メンバーのソロ活動など、ビートルズが歩んできた軌跡を辿ることができます。
ちなみにウィキペディアによると、ビートルズ • ストーリーは2015年に、「イギリス国内でもっとも素晴らしい観光アトラクションスポット(Best Tourist Attractions)に選ばれていたり、2021年に行われた G7の外相用の晩餐会場としても使われたそうです。
また、ビートルズ • ストーリーのウェブサイトによると、2019年から2020年の一年間に、約32万人もの人がビートルズ • ストーリーを訪問したとのことですが、コロナが落ち着いている現在は、訪問者数は更に増えているのではないかと思います。
2. 所在地
ビートルズ • ストーリーは、ビートルズ生誕の地、リバプールが誇る美しい歴史的建造物、アルバートドック(Albert Dock)内にあります。
リバプールの主要駅の一つ、ライムストリート駅からビートルズ • ストーリーまでは、徒歩で25分ぐらいです。
3. 外観と入口
ビートルズ • ストーリーの入り口の外観はこんな感じです。
入口の横にある、イギリス国旗のユニオンジャックが描かれた大きなギターのオブジェが格好良いです。
ビートルズ • ストーリーは地下にあるので、階段を下りて入り口に入ります。
4. ビートルズ • ストーリーを見学
入口を入って右側のカウンターで入場券を購入して、音声ガイド装置とヘッドホンを受け取って、いよいよビートルズの軌跡を辿ります!
ちなみに英語の音声ガイドのナレーションは、ジョン•レノンの妹さん、ジュリア • ベアードさんが行っていて、早速少し感動です。
先ずは、ジョージ • ハリスが一番最初に使っていたギターが出迎えてくれます。
250枚しか作られなかった、ビートルズが公式デビュー前にラジオ曲に送っていた「Love Me Do」のデモ版レコードの原盤を間近で見て、テンションが上がります。
ちなみにデモ版のレコードに書かれていたポール • マッカートニーの名字が間違って書かれていたそうです。
そしてビートルズが数多く演奏していたキャバンクラブ (The Cavern Club) がある、複製された当時のマシューストリートを歩き、
キャバンクラブ(複製)に入ります。
キャバンクラブに入ると、
ビートルズが、1961年から1963年にかけて292回も登場したステージや客席が再現されていました。
他には、有名なアビーロードスタジオを再現した展示場があったり、
黄色の展示物を見て、
何なんだこれは?
と思っていたら、イエローサブマリンの曲が流れてきて、少しうけてしまいました。
Sgt. Pepper のカラフルな衣装のレプリカも展示されていました。
このレプリカは、本物を作った人が、本物と全く同じ生地と寸法で作ったそうです。
また、音声ガイドの中には、
「ビートルズが解散する前は皆仲が悪かった」
「リンゴ • スターが他のメンバーと一番上手くやっていた」
「ジョン • レノンとポール•マッカートニーは、お互いの作品より更に優れた作品を作ろうと競い合っていた」
など、ビートルズを良く知る人たちが、ビートルズのメンバーたちのエピソードを語っている部分もあり、面白かったです。
展示物の中には、
ジョン • レノンが来日した際の日本人通訳の方に、ジョン • レノンがプレゼントとした彼のサングラスのフレームもありました。
本来はレンズも入ったサングラスだったようですが、ジョン • レノンの悲報を聞いた後に、通訳の方がレンズを外されたとのことらしいです。
ビートルズ解散時についての展示スポット近辺で、「レット・イット・ビー」が流れていて、思わず胸が熱くなりました。
また、ジョン • レノンが銃弾に倒れる数時間前まで使用していたとされるピアノが、”ジョン • レノンの最後のピアノ(John Lenon’s Last Piano)” と題して展示されていました。
そして、ビートルズ • ストーリーの最後、ティトンハーストパークにあるジョン • レノンとヨーコ • オノの住居内のホワイトルームを複製した展示場所に着いた時に、
「イマジン」が流れてきた時は、胸にグッとくるものがあり、物凄く感傷的な気持ちになりました。
他の見学者の人たちの中にも、色々思うことがあるのか、イマジンを聴きながら、ホワイトルームの展示を感慨深く見つめている人が多かったです。
ホワイトルームには、ジョン • レノンのオレンジ色のメガネも展示されていました。
ビートルズ • ストーリーには、この他にも、この記事では紹介しきれない程沢山の、ビートルズに関する展示物がありました。
5. 混み具合と見学者層
9月の平日だったので、館内はそこまで混んではいませんでした。見学していた人たちは、色々な国の言葉を話しており、年齢もビートルズのメンバーと同じ世代ぐらいの人から、高校生ぐらいの若者までいて、ビートルズが解散してから50年以上経っているのにも関わらず、未だに国境や世代を超えて大人気で、本当に凄いとしか言いようがありません。
6. カフェとお土産屋さん
ホワイトルームの見学を終えて、ビートルズ • ストーリーを出ると、
「The Fab4 Cafe」 というカフェがあります。
時間が遅かったようで、既にテーブルは片付けられていました…
Fab4 というのは、 Fabulous 4 (素晴らしい4人)という意味で、ビートルズの全盛期に、ファンの人たちがビートルズを「Fab4」と呼んでいたのがその由来です。
The Fab 4 Cafe の階段を上ると、ビートルズ関連のお土産が買える「The Fab 4 Store」に出ます。
「The Fab 4 Store」 と「The Fab 4 Cafe」には、ビートルズ•ストーリーに入館しなくても、外から直接お店に入ることも出来ます。
7. 見学後の感想
自分は、約2時間かけてビートルズ • ストーリーを見て回りましたが、見学した後の感想としては、映画の大作を見終わった時のように、物凄く感動しました。
正直な話、ビートルズは好きだけど、熱狂的な大ファンという訳でもない自分ですら、見学中に感傷的な気持ちになったり、胸に込み上げてくるものがあったりしたので、熱狂的なファンの方にはたまらないものがあると思います。
そして熱狂的なファンと言えば、ビートルズ • ストーリーを出て歩いていたら、後ろのイギリス人女性が彼女の友人らしき人に、自分はビートルズ•ストーリーに700回入ったことがある、と話していました…
恐らくビートルズの熱狂的なファンなんでしょうね。週一ぐらいのペースで入館してるんですかね?
自分に700回は無理でしょうが、友人がリバプールに来た際などは、自分も一緒に再訪したいと思います。
8. 入館料と開館時間
現在のビートルズ • ストーリーの入場料は、大人が19ポンド、5歳から15歳までが10.5ポンド、学生さんと高齢者が15ポンド、家族(大人二人+子供二人)が50ポンドになります。
開館時間は午前9時から午後6時半までになりますが、17時以降は入館できません。
入館料と開館時間については、変更する可能性がありますので、事前にビートルズ • ストーリーの公式ウェブサイト(英語のみ)で確認した方が良いと思います。
ビートルズ • ストーリーのウェブサイト
入館チケットは事前に公式ウェブサイトでも購入できます。
9. まとめ
ビートルズのメンバーが生まれ育ったリバプールで、彼らが実際に使用していた展示物を見ながらビートルズの軌跡を辿るという大変貴重な体験ができ、ビートルズ • ストーリーは大満足でした。
リバプールに住んでいる間に、他のビートルズの聖地にも行ってみたいと思っていますので、その際は、また体験記を書くつもりです。
自分のように、単にビートルズが好きな人も、上の「7. 見学後の感想」に登場した女性のような熱狂的なビートルズファンの人にも、ビートルズ • ストーリーは超オススメのスポットです。
以上、”ビートルズ生誕の地、リバプールの「ビートルズ • ストーリー」博物館でビートルズの軌跡を辿る!” でした。
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