イギリスと日本の平均健康寿命の差ってご存じですか?

こんにちは。元エディンバラのタコヤキです。
今日のリバプールも快晴で、日中の気温は23度まで上がるらしく、夏がホリデーから戻ってきてくれた感じです。
さて、今回の記事
“イギリスと日本の健康寿命の差はご存じですか?”
を、書くことにしたのは、
先日中華料理屋さんで昼飯を食している時に、近くの席に座ったカップルが、
いかにもイギリス!
と、感じる注文をしているのを見てしまったからなんです。
そのカップルは、
“鶏肉野菜炒め焼きそば” を
「野菜抜き」
で、注文していました。
店員さんも慣れたもので、
「”野菜抜き”鶏肉野菜炒め焼きそば」
という不思議な注文を、聞き返すこともなく普通に受けていました。
そして、彼らの席に届いた “野菜抜き鶏肉野菜炒め焼きそば” は、本当に、炒めた鶏肉と麺がのっているだけのものでした。
これまでの自分の人生の中で、かなり沢山のイギリスの人たちと接してきましたが、
教育レベルや収入、家柄、年齢に関係無く、
野菜を全く食べない人は結構いるんです。
少し話が逸れますが、日本で学生時代に、野菜を食べないイギリス人の友人に、
「健康のためにちょっとは野菜食べた方がいいんじゃないの?」
みたいなことを軽く言ったら、
「Mind your own business (他人のすることに口を出すな!)」
とガチ切れされたことがあるので、
それ以降は、誰が何を食べようが、食べまいが、何も言わないことにしています。
話を元に戻すと、イギリスのスーパーでも、夕方になると、売れ残った食品が割り引かれることが多いのですが、
肉類が割り引き対象になっていることはあまり多くはありませんが、野菜類はかなり頻繁に割引の値札が付けられています。
野菜好きな自分たちには嬉しいんですが、イギリスの人たちの健康を考えるとどうなんでしょうね…
そしてこの記事の本題になるのですが、
ネットで自分が見つけた直近のデータによると、
肉、魚、野菜など何でも食べる人が多い日本の平均寿命は 84.91歳。
日本と比べると、偏食の人が多いイギリスの平均寿命は81.64歳。
その差約3年。
また、ただの人生の長さだけではなく、
日常的 • 継続的に医療や介護に頼ることなく、自立した生活ができる生存期間である
「平均 “健康” 寿命」については、
日本が74.1歳で、
イギリスは70.1歳と、
日本の方が4年長いです。
この、平均寿命の差の3年、平均健康寿命の差の4年を、長いととるか、短いととるかは人それぞれだと思いますし、
また、
不健康になろうが、好きなものだけ食べて生きていくんだ!
という選択の自由もあって当然ですが、
個人的には、少しでも長く健康でいたいと思いますので、やはり日本の食習慣の方が良いと思います。
イギリスでは、病人に対する医者の数が足りず、日本のように早期に医者に診てもらうこともでず、ガンなどの深刻な病気の治療が遅れてしまうことが大問題となっています。この問題が続くと、近い将来、イギリスの健康寿命を更に短くするのではないかと思います。
イギリス政府が、
「野菜を食べよう!」
みたいな健康的な食生活を上手に推進することで、少し時間はかかるかもしれませんが、病人が減ったりして、現在の医療問題が幾分かは改善するんじゃないのかな、とも思います。
というわけで、中華料理屋さんで、
「野菜抜き鶏肉野菜炒め焼きそば」
を美味しそうに食べているカップルを見た後に、イギリスの健康問題について深く考えさせられてしまいました…
自分を日常的に野菜を好んで食べるように育ててくれた両親、日本での食環境、野菜を食べてくれるイギリス人の自分のパートナーに感謝です。
以上、”イギリスと日本の平均健康寿命の差ってご存じですか?” でした。
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