イギリスで個人情報が悪用された!

こんにちは。元エディンバラのタコヤキです。
さて本日は、エディンバラからリバプールへの引っ越し後に、電気会社との間で発生した問題について書きます。
日本の電気会社事情に詳しくないので、日本でも同じかどうか分かりませんが、イギリスには幾つかの電気会社があり、その中から消費者が自分にあった電気会社を選ぶことが出来ます。
電気代はそれぞれの会社ごとに違うので、電気代を極力低く抑えたいという人は、電気をあまり使わないようにするだけでなく、電気代の安い電気会社と契約することで、更なる電気代の節約が可能になります。
イギリスでは、去年から光熱費が高止まりしており(多少下がりましたが、それでも以前と比べるとまだまだ高い)、自分達も電気代を節約するために、ネットでそれぞれの会社の電気代を調べ、エディンバラでは一番安い会社(この記事では A 社 と呼びます)と契約していました。
そして、リバプールに引っ越した後も直ぐ、A 社との契約を継続するために、ネット上で必要な手続きを行いました。
ところがです…
先週、自分のパートナーに、別の電気会社 B 社から唐突に、
B 社と契約してくれてありがとう!
みたいな内容のメールが送られてきました。
メールには、パートナーのフルネームが書いてあるし、B 社のドメインから送られているので、スパムメールやフィッシングメールではありません。
自分もパートナーも B 社に連絡を取ったことは一度もないので、パートナーの個人情報(しかも引っ越したばかりの住所まで)を知っている人が、パートナーに無断で B 社と勝手に契約していたのです。
つーか、本人確認もしないで勝手に契約を結ぶ B 社も B 社ですが…
でも、
腹は立つけど B 社の方が電気代が安かったら、このままにしてもいいかな、
と思って、B 社の電気料金をネットで調べると、A 社の電気料金よりも約10パーセント高いようです…
やっぱりね…
ということで、パートナーに B 社に電話をしてもらうことにしました。
B 社の担当者に状況を説明すると、
「こういうことって、Erroneous transfer (間違いによる契約変更)といって、結構良くあるんだよね」
そしてお決まりの、
「後日担当者から連絡させます。」
との返答でした。もちろん現在(翌週の水曜日)までに B 社からは何の連絡もありません…
念のため、自分達が本来契約していた A 社にも連絡したのですが、
「うちと契約したいんだったら現在までの電気の使用料メーターの数字を教えて」
みたいな的を得ない回答が返ってきました…
そこで、ネットで “Erroneous Transfer” について調べたところ、
“本人の承諾なしで、第三者が電気使用に関する契約は出来ない”
とのことで、自分達の契約は A 社に戻されるべきで、しかも、B 社は自分達に対して30ポンドの補償金を払わなければいけないようなことも書いてありました。
とりあえず、第三者がパートナーの個人情報を使って勝手に結んだ契約を解除できることが分かりました。
その後、A 社に再度連絡を取ったところ、B 社との契約は無かったことになり、A 社との契約が続行されるとの運びとなり、ひと安心です…
今回はなんとかなったから良かったのですが、やっぱり個人情報ってどこでどう悪用されるか分からないので怖いですね…
正直どうすれば個人情報の流出を防ぐことが出来るのか分からないのですが、可能な範囲内で気を付けます。
ところで、B 社からは何の音沙汰もありませんが、補償金の30ポンドは貰えるのかな?
以上、「イギリスで個人情報が悪用された!」でした。
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それではまた次回のブログで。