フィンエアーのプレミアムエコノミー搭乗記。2回乗ったけどもう1回乗りたいか?

 

こんにちは。エディンバラのタコヤキです。

 

 

去年エディンバラからフィンランドのヘルシンキ経由で日本に帰省しました。

 

その際に、ヘルシンキ空港 ⇔ 羽田空港の往復両区間を、フィンエアーのプレミアムエコノミークラスを利用しましたので、今回は、フィンエアーのプレミアムエコノミークラスの搭乗記 / レビュー記事です。

 

この記事の最後に、家族や友人から、

 

「もう一度フィンエアーのプレミアムエコノミークラスに乗りたい?」

 

と聞かれた場合の自分の正直な答えを書いていますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

 

それでは早速始めます。

 

1.プレミアムエコノミークラスとは?

 

プレミアムエコノミークラスというのは、飛行機のビジネスクラスとエコノミークラスの中間に位置する座席クラスのことです。航空会社によって細かい点は異なりますが、基本的にはエコノミークラスよりも座席が広かったり、料理やアメニティのグレードが上がったりします。ただ、その分エコノミークラスよりも料金が高くなります。

 

2.フィンエアーのプレミアムエコノミークラスについて

 

フィンエアーでは、2022年からプレミアムエコノミークラスを長距離フライトに導入し始め、日本とヨーロッパを繋ぐハブ空港の1つであるヘルシンキ空港と羽田空港間のフライトでもプレミアムエコノミークラスが早速導入されました。

 

 

 

3.チェックイン手続き時にプライオリティレーンが使える?

 

チェックインや荷物を預ける際に、ビジネスクラスやファーストクラス、フィンエアーのマイレージクラブの上位会員と同じようにプライオリティレーンを使うことは出来ませんでした。

 

それなのでエコノミークラスの乗客と同じレーンでチェックインや預け荷物の手続きを行うことになります。

 

もちろんオンラインでのチェックインも可能です。

 

4.ラウンジは利用出来る?

 

プレミアムエコノミークラスの乗客でも空港のラウンジが使える航空会社もあるようですが、フィンエアーでは、プレミアムエコノミークラスの乗客はラウンジを利用することは出来ませんでした。

 

5.搭乗の順番

 

ヘルシンキ→羽田便ではビジネスクラスと同じタイミングで搭乗することができましたが、羽田→ヘルシンキ便では、ビジネスクラスの乗客搭乗後にプレミアムエコノミーの乗客が案内されました。

 

6.プレミアムエコノミークラスのキャビン

 

フィンエアーのプレミアムエコノミークラスのキャビンは、機内前方のビジネスクラスのキャビンと後方のエコノミークラスのキャビンの中間に独立して設置されています。

 

 

座席は、中央に4座席、両サイドにそれぞれ2座席が4列あり、合計24席で、プレミアムエコノミークラス専用の化粧室も設けられていました。

 

自分が乗ったフライトは、往復両便ともプレミアムエコノミーの席はかなり空いていたので、キャビン内は広々とした感じでした。

 

機内の設備も新しく、清潔感が溢れていて良かったです。

 

7.プレミアムエコノミーの座席

 

 

プレミアムエコノミーの座席ピッチ(座席の間隔)は96.5センチと、フィンエアーのエコノミークラスの座席ピッチよりも17.5センチ長くなっているようです。

 

ご参考までに、JALのプレミアムエコノミーの座席ピッチは107センチと、フィンエアーのものよりも10センチ以上長いそうです。

 

ただ、日本人男性の平均身長で、足が特質して長いわけでもない自分には96.5センチのシートピッチで、充分すぎる程のスペースでした。

 

 

また、座席のリクライニングも結構後ろまで下がるし、レッグレストもかなり上がるので、普通のエコノミークラスの座席よりも快適度が高かったです。

 

座席の幅も、特に太っても痩せてもいない自分的には、ゆったりした感じで全く不満はありませんでした。

 

8.機内エンターテイメント

 

 

13型の大型スクリーンでしたが、映画やテレビドラマの選択肢はあまり多いとは思えませんでした。日本の映画も一本入っていただけでした。

 

 

ヘッドホンの音質は良く、ノイズキャンセリング機能も優れていました。

 

機内 Wi-Fi は有料での提供です。

 

9.ユニバーサル電源とUSBポート

 

 

ひじ掛けの下にはUSBポートと電源があり、日本のコンセントを繋ぐことも出来ました。

 

10.アメニティキット

 

フィンエアーのプレミアムエコノミーでは、フィンランドの有名デザイナー、マリメッコがフィンエアーのためにデザインしたポーチが貰えます。

 

ポーチの中には、耳栓や歯ブラシ、アイマスクなどの便利なトラベルキットが入っていました。

 

 

往復両便ともにポーチを貰いましたが、それぞれ色と模様が違っていました。

 

どちらも可愛くて素敵なポーチなので、今後の旅行にも使い続ける予定です。

 

 

また、配布された毛布や首枕も、マリメッコのデザインによる模様でした。

 

 

マリメッコが好きな方にはたまらないと思います。

 

11.機内食

 

ヘルシンキ→羽田便、羽田→ヘルシンキ便ともに、離陸後しばらくしてからの食事と、着陸1、2時間ぐらい前に軽食が出されました。

 

こちらはヘルシンキ離陸後の食事。

 

 

メニューを渡されることもなく、魚か牛肉かを聞かれたので、魚と答えたらサーモンが出てきました。

 

こちらは、羽田に到着前に出された軽食で、オムレツとハッシュドポテト。

 

 

そして羽田→ヘルシンキ便では牛肉を頼みました。

 

 

こちらはヘルシンキ着陸前の軽食。

 

 

上述しましたように、メニューが無いので、一部何を食べているのか良くわからないものもありましたが、どの食事も普通に美味しかったので全て完食しました。

 

でも、やっぱり食事の前にメニューが欲しいかな、と思ったのが本音です。

 

ちなみに、食事はフィンランドの iittala 社製の陶器で出されました。軽食は紙パックでしたが。

 

 

紙ナプキンもマリメッコの模様です。

 

 

12.飲み物

 

自分はお茶と水しか頼んでいませんが、ソフトドリンクからアルコールまで色々と頼めるようでした。ただ、シャンパンは有料での提供になってしまうようです。

 

13.ちょっと嬉しかったサービス

 

ロシアとウクライナの戦争の影響で、通常の飛行ルートと異なる北極上空を通過したので、北極上空を通ったよ!という証明書をもらうことが出来ました。

 

 

そしてフィンランドのアイドル(?)ムーミンのシールも貰えました。

 

 

こういったサービスはかなり嬉しいです。ただ、この証明書やシールはエコノミークラスでも貰えるようでした。

 

14.エコノミークラスとの差額

 

自分が購入した時のエコノミークラスとプレミアムエコノミーとの差額は、往復合計でだいたい300ポンド~400ポンド(執筆時のレートで約4万8千円~6万4千円ぐらい)ぐらいでした。比較的安い方だと思います。ただ、チケットの値段はフライトの日にちや予約、購入する日などによって大きく変わるので、一概に差額は300~400ポンドだと言えないことをご了承ください。

 

15.フィンエアーのプレミアムエコノミーにもう一度乗りたいか?

 

以上、フィンエアーのプレミアムエコノミークラスの特徴などを書いてみましたが、自分的には、座席スペースが広かったので、今回プレミアムエコノミーにして良かった、と思いました。

 

長時間のフライトの場合、やっぱり座席スペースが広いのは嬉しいです。

 

ただ、もう一度フィンエアーのプレミアムエコノミーで日本に帰省したいかと家族や友人に問われたら、正直な答えは 「NO 」です…

 

その理由は、自分は過去にヨーロッパから日本に帰省する際は日系航空会社のエコノミークラスを利用することが多かったのですが、チケットの値段や座席の広さ、機内食、その他のサービスの内容などを総合的に比較すると、自分的にはフィンエアーのプレミアムエコノミークラスよりも日系航空会社のエコノミークラスの方がコスパが優れているように感じたからです。

 

フィンエアーのプレミアムエコノミークラスでは、「座席スペースが広い」ということ以外に、”プレミアム感” を感じることが出来ませんでした。

 

エコノミークラスとの差額も決して安いわけでは無いので、チェックイン手続き時のプライオリティレーンやラウンジは利用出来るようにした方が、”プレミアム感” が増し、フィンエアーのプレミアムエコノミーを利用したいと思う人が増えるのではないかと思います。

 

以上、「フィンエアーのプレミアムエコノミークラス。二回乗ったけどもう一度乗りたい?」でした。

 

最後まで記事を読んで下さってありがとうございます。

 

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それではまた次回のブログで。

 

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