なんと41億人もの人が!怒涛の9月のイギリスを振り返る…1番良いニュースはアレ!

こんにちは。エディンバラのタコヤキです。
気が付けば9月ももう終わりですね。今年も残すところわずか3ヶ月…
時が経つのが早過ぎてびっくりです。
さて本日は大きなイベントが立て続けにおきた2022年9月のイギリスのニュースを振り返ってみたいと思います。
まずは、9月4日にリズ • トラス元外務大臣がイギリスの新首相に就任しました。
彼女はイギリス史上3人目の女性首相ですが、自分が凄いと思ったのは、彼女が首相に就任することで、イギリス王国連邦のリーダーの80%が女性で占められたことです。
エリザベス女王を筆頭に、
リズ • トラス新首相、
スコットランドのニコラ • スタージョン第一首相、
北アイルランドのミシェル • オーネイル副首相 (現在北アイルランドの首相のポストは空いているので、必然的に副首相がリーダーとなります) と、
ウェールズのマーク • ドレイクフォード首相以外は全て女性リーダーとなり、
イギリスで男女平等が当然になりつつあることを体現していて、実に素晴らしいことだと思いました。
そして9月8日には、来年には平均的な家庭で年間100万円近くまで高騰するとされていた光熱費が、年間40万円で収まるように新しいルールが発表され、少しホッとしていたのですが…
同日、9月8日にエリザベス女王が老衰のために他界してしまいました…
そしてイギリスは国全体で喪に服すことになり、エリザベス女王逝去が報道されてから19日に国葬が終わるまで、イギリスのメディアはエリザベス女王に関する話題で溢れ返っていました。
その中でも特に話題になったのは、エリザベス女王の弔問のために長蛇の列が出来、35時間待った人もいたようで、改めてイギリスの人たちがどれだけエリザベス女王を慕っていたのかを実感することになりました。
そして9月10日にはエリザベス女王の逝去に伴い、彼女の長男であるチャールズ皇太子が、チャールズ新国王に即位したことが正式に発表されました。
最愛のお母様を亡くされたばかりだというのに、イギリス中を飛び回って公務を遂行し続け、四六時中メディアに追われるチャールズ新国王は本当に大変だと思いました。しかも彼も既に72歳でかなり高齢なのです。
そして19日には、イギリスではおよそ2千6百万人が、そして世界中ではなんと41億人もの人がエリザベス女王の国葬をなんらかのメディアで見たというニュースもありました。現在の世界人口は約78億人なので、半分以上の人が見たことになります。本当に凄い影響力ですね!
国葬が終わった週の金曜日、9月23日には、新首相リズ • トラスの下で任命されたクワシ • クワーテング財務相が「ミニ予算案」の中で、かなり大胆な減税策を発表しました。しかし、その発表された内容から、多くの投資家が今後のイギリス経済に不安を抱いたため、イギリスポンドが急落し、一時はアメリカドルに対して史上最安値 (1.04ドル=1ポンド) を更新してしまいました…
現在は最安値から回復していますが、今年中にパリティ (1ポンド=1ドル) を切ることを予測している金融機関もあるので、今後もポンドの動きには目が離せません。
そういう訳で2022年9月のイギリスは、非常に興味深い出来事が重なり、本当にジェットコースターのようにあっという間に終わってしまいました。
そして、自分にとって一番良かったニュースというのは…
“コロナに関する話題がトップニュースとして扱われるのを見なかった”
ことです。
自分も毎日複数のメディアを通じてイギリスのニュースをチェックしていますが、最近はコロナがほとんど話題になっていません。
去年の今頃は、ロックダウンこそ終了していましたが、マスクの着用は義務付けられたままで、オミクロン株の出現が話題になっていて、冬にまたロックダウンになったら嫌だな、と不安な時期でした。
ところが最近は、深刻な変異株が出現しているとの報道を目にすることも無く、コロナの話題自体もトップニュースに上がることが少なくなっています。
そのため、コロナのことを考えずに済む日がどんどん増えていて、イギリスではコロナが “過去の話” になりつつあることを実感しています。
それなので繰り返しになりますが、自分的には、
“コロナに関する話題がトップニュースとして扱われるのを見なかった”
というのが今年9月の一番良かったニュースです。
明日から10月が始まりますが、健康に気を付けて良い一ヶ月にしましょうね。
以上、「なんと41億人もの人が!怒涛の9月のイギリスを振り返る…1番良いニュースはアレ!」でした。
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それではまた次回のブログで。