夢の海外セレブ生活 (?)開始後、空巣被害に… 犯人の目星もついてるのに…

こんにちは。エディンバラのタコヤキです。
今日のエディンバラは朝から小雨が降り続く、いかにもエディンバラといった天気ですが、今日も張り切って始めます!
さて今回は、地中海のエメラルドと呼ばれる
マルタ共和国 (以下マルタ) に住み始めた直後に空巣被害にあったときの話です。
マルタに引っ越す前はポルトガルの首都、リスボンに住んでいました。
リスボンに引っ越した後に家探しに散々手こずって、1ヶ月あれば住むところが見つかるだろうと思っていたのに、2ヶ月近くかかってしまいました。
そのためマルタでは念の為、サービスアパートメントを2ヶ月間契約して、その間に家探しをするという計画でした。
サービスアパートメントというのは日本で言うマンスリーマンションのような住居のことです。
ところが予想に反してマルタでの住居は超簡単に見つかってしまいました。
家探しが簡単に終わって良かったと言えば良かったのですが、見つけた後直ぐに入居しなければいけなかったんです。
そのため、元々のサービスアパートメントと、新しく見つけたマンションとで2つの住居を同時に借りている期間ができてしまいました。
そのサービスアパートメントの契約は、契約期間中に途中退居しても家賃は戻ってこないというものなので、財布には痛いのですが家賃を2住居分支払うしかありません…
「地中海のエメラルドに住居が2つもあるなんて、遂に俺の海外セレブ生活の幕開けだぜ!!」
「ホホホホッ!」
と鼻息荒げに高台の上で街を見下ろしながら高笑いしたかったのですが、なにせケチな (倹約家とも言う) 性分なので、
「2つの住居を同時に使わなきゃ損だ!」
と思い、
「俺が元々のサービスアパートに住むから、君は新しいマンションに住んでくれ」
とパートナーに突然の別居を提案したのですが、パートナーが、
「オマエ何言ってんだ? 光熱費が2倍にかかるから別居したら余計に出費が増えるじゃねぇか!」
と簡単に却下されてしまいました…
そのサービスアパートの家賃には電気代が含まれていなかったのです…
電気代を気にするセレブはあまりいなさそうですし、そのサービスアパートメントも新しく見つけたマンションも、ごく普通の住居なので、ぶっちゃけてしまうと全然セレブ生活では無かったです…
そういう訳で、そのサービスアパートは取りあえず契約したままにして、新しいマンションに二人とも引っ越して、サービスアパートにはたまに様子を見に行くようにしていました。
そして新しい住居に住み始めてから2、3週間経ったころにパートナーが、
「さっきサービスアパートの様子を見にいったらワインが無くなってたんだよね…」
と結構深刻そうな顔で言ってきました。
そのサービスアパートに引っ越した初日に、スタッフの人がウェルカムギフトと称してワインをくれたのです。
でも、自分もパートナーもアルコールはほとんど飲まないので、そのままそのサービスアパートに置きっぱなしにして、そのうち新しい大家さんにでもあげればいいや、ぐらいに考えていたのです。
大したものではないのですが、自分たちの住居から誰かがそのワインを盗んだ訳で、気分が悪くなりました。
そして不思議なことにそのワイン以外は何も盗まれておらず、ワインよりも高いはずの家具や備品なんかは全然無事なんです。
そして思い出したのが、そのサービスアパートには週一回の掃除サービスが含まれていたので、掃除の人がホテルのように、自分たちが不在の時に住居に入っているはずなのです。
ワインが盗まれたことをサービスアパートメントのマネージャーに話したところ、
「調べて見る」
と言ったきり、2、3日なんの返答もありませんでした。
そしてそのサービスアパートにはセキュリティカメラがついていたので、そのカメラをチェックするようにも言ったのですが、それにも反応無し。
結局、
なんか気持ち悪いから勿体無いけどサービスアパートの契約解除しよう、
とサービスアパートの契約を契約期間の途中で終了することにしました。上にも書きましたがもちろん家賃は戻ってきません…
そして退居手続きの時にマネージャーが、自分たちが家具や備品などを壊したり盗んだりしていないかを点検して、支払っていた半月分だか1ヶ月分だかの保証金を返してもらい、終了です…
とはもちろんいきません。
保証金はクレジットカードに返金されるので、クレジットカードのカードリーダーで返金手続きをする必要がありました。
でも、
「カードリーダーを持ってこなかったから今日は返金できない」
とマネージャーが言い始めたのです。
そして、後日また返金手続きをしようと言ってきたので、
ワインが盗まれた件に対して何もしないし、保証金も返金するつもりがないから退居手続きの時にカードリーダーを持ってこなかったのだと思い、
「誰かがこのサービスアパートから自分たちのものを盗んで、その犯人はあなたたちのスタッフの可能性もある。」
「そしてあなたはその報告を受けているのに何もしていないから、あなたのことは信用していない。」
「自分たちは返金手続きの領収書が発行されるまではどこにも行かないし、もしあなたがこのまま返金しないつもりなら、自分たちはマルタに住んでいるから返金のために必要な措置を取ることも難しくない。」
とハッキリ言ってやりました。
“マルタに住んでいる”
と聞いた途端に、マネージャーは
「分かった」
と言って、その後そのサービスアパートのスタッフを呼んで、カードリーダーを持ってこさせました。
そのカードリーダーも上手く作動しなかったので… 結構時間はかかりましたが、なんとか返金手続きがその日のうちに完了しました…
恐らく自分たちのことを旅行者だと誤解していたので上手くちょろまかせると思っていたのでしょうが、マルタに住んでいることを知ったので、後々面倒くさいことに巻き込まれたくなかったんでしょうね…
そして、
「盗まれたワインについても調査してまた連絡する。自分は君たちの被害に真意な姿勢で対応するつもりだ。調査結果はまた連絡する。」
のようなことも言って、そのマネージャーとスタッフとはお別れしました。
その後そのマネージャーからあきすについて連絡があったと思いますか?
それは皆さんのご想像にお任せします…
というのは冗談で、
もちろん何の連絡もありませんでした…
でも、元々貰い物で、誰かにあげようと思っていた安いワインが盗まれただけなので、自分たちも忘れることにしました。
そのサービスアパートメントはネットで見つけた小さな会社だったので、その後サービスアパートメントや民泊を使うときは、大手の民泊会社を使って、トラブルが起きるリスクを極力減らすようにしています。
海外旅行や海外引っ越しには本当に思いもしないトラブルが起きたりするので、皆さんも気をつけて下さい。
この記事を書き終えた時に、もう一つ海外引っ越しの真っ最中に起きた大ピンチを思い出しました。また近いうちに記事にするので楽しみにしていて下さい。
以上、「夢の海外セレブ生活 (?)開始後、空巣被害に… 犯人の目星もついてるのに…」
最後まで記事を読んで下さってありがとうございます。
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それではまた次回のブログで。