エリザベス女王お別れの行列で大失態をやらかして自分を呪う…

 

こんにちは。エディンバラのタコヤキです。

 

エディンバラの空も女王の逝去を悲しんでいるのか、昨日は、エリザベス女王の棺がホリルードハウス宮殿に到着した直後から雨が降り続きました。

 

ところが今朝は昨夜とは打って変わって晴天。

 

エディンバラでの追悼の儀式 (Service of thanks giving) が青空の下で行われることになったので良かったです。

 

自分は既に昨日エリザベス女王の棺を拝見することも出来たので、今日のロイヤル・マイルでのお別れの行列 (Procession) は見に行かずに、

 

追悼の儀式の後にセント • ジャイルズ大聖堂が一般に公開されてから、改めてエリザベス女王にお別れを伝えに行こうと考えていました。

 

ところがです。

 

今朝ニュースで、セント • ジャイルズ大聖堂でエリザベス女王にお別れを告げに行く人たちが既に行列を作っていることを知り、

 

もう並び始めてるなら待ち時間が凄いことになりそうだから、残念だけど諦めるしかないか…

 

と思ったのですが、

 

今日ロイヤル・マイルで行われるお別れの行列だったら今からでも間に合うかも、

 

と思い、

 

正午前に家を出てロイヤル・マイルに行くことにしました。

 

行列は午後2時半から始まる予定だったので、2時間半もあれば最前列で再度エリザベス女王にお別れを告げられるはずだ、

 

と余裕をぶっこいていました。

 

ロイヤル・マイルに行く途中にあるプリンシズ • ストリート • ガーデンの入口では、バグパイプを演奏されている方がいらっしゃいました。

 

 

バグパイプの美しい高音が心に響きます。

 

ロイヤル • スコティッシュ • アカデミーにはユニオンジャックの半旗が掲げられています。

 

 

そして坂を登ってロイヤル・マイルに向かったのですが….

 

 

ロイヤル・マイルに出るための道路や通路が通行禁止になっていました!

 

道を進もうとすると警察に止められます…

 

幸いなことに、ロイヤル・マイル周辺は何百回 (少し大げさかな?) と歩いていて、周辺の地理に詳しいので、なんとかロイヤル・マイルに続く小道を見つけ、たどり着くことができました。

 

やれやれ…

 

と思う暇もなく、

 

ロイヤル・マイルに到着して目にした最初の光景はこれ。

 

 

物凄い人の数です。

 

昨日エリザベス女王の棺を乗せた車が通った、自分の家の近所の道の人出とは比べようもない程に混み合っています。

 

最前列どころか前に5、6人は立っているのでこの場所から行列を見るのはハッキリ行って無理です。

 

しかも空いてるスポットを探そうとロイヤル・マイルの歩道を歩いていると、

 

「人が多すぎて安全が確保できないので、これ以上先には進めません。」

 

と警察に止められます。

 

というわけで、タイトルにある “大失態” というのは、ロイヤル・マイルに着くのが遅すぎて、お別れの行列が見られなかった…

 

ということ

 

ではありません。

 

せっかくここまで来たのだから、行列を見ずには帰れません。

 

というわけで、再び坂道を下りて登って、ロイヤル・マイルのホリルードハウス宮殿側の道に行くことにしました。

 

次に行ったスポットは、運良くまだそこまで混んでおらず、前には3人ぐらい人がいるだけす。しかも段差があるスポットだったので最前列では無くても、行列を見ることが出来そうです。

 

このスポットを見つけてから行列が始まるまで1時間半…

 

待機中に、エディンバラ空港からホリルードハウス宮殿に向かうチャールズ新国王とカミラ王妃を乗せた車が通りました。

 

 

普通のスピードで走る車を撮ったのでかなりブレていますが、車内にいらっしゃるカミラ王妃が分かりますか?

 

新国王と王妃の車に向かって拍手をする人たちもいました。

 

昨日と同じように、悲壮感は全く無く、どちらかというと明るい雰囲気でした。

 

そしてその後も待ち続けると、どんどん人が増えていきます。

 

 

予定では2時半から始まるはずだったのですが、2時50分になっても行列は一向に現れません。

 

上にも書いたのですが、かなり明るい雰囲気で結構賑やかだったのですが、

 

3時頃、行列先頭の兵士さんたちの行進が見えてくると、

 

 

騒がしい人の声がサッと止み、

 

こんなに大勢の人がいるのにも関わらず、

 

辺り一帯が突然静寂に包まれました。

 

そしてエリザベス女王の棺を乗せた車の登場です。

 

 

 

昨日はあっという間に自分の目の前を通り過ぎたのですが、今日はゆっくりと進んでいたので、

 

 

棺の上に飾られたフラワーブーケもしっかり拝見出来ました。

 

 

 

今度こそ本当にお別れなんだな…

 

と棺を乗せた車の写真を無我夢中で撮リ続けました。

 

そして行列の最後部も見えなくなってしばらくすると、昨日のようにまた皆がエリザベス女王に盛大な拍手を送って、このスポットのお別れの行列は終了です。

 

 

帰りの道のりも凄まじい人混みでした…

 

 

そして帰宅して、夕食前にパートナーに自慢気に今日撮った写真を見せているときに自分が大失態を犯していたことに気付かされます…

 

パートナーが、

 

「チャールズ新国王の写真は無いの?」

 

と何気なく聞いてきたのです。

 

げ、しまった!

 

エリザベス女王の棺の写真を撮ることに夢中になりすぎて、チャールズ新国王やアン王女たちが、棺を乗せた車の直ぐ後ろを歩いていることをすっかり忘れていたのです!

 

チャールズ新国王の顔を撮れるチャンスをみすみす逃すという大失態です!

 

しかも自分の目の前をゆっくりと行進されていたというのに…

 

その後、

 

ああ、俺ってなんて馬鹿なんだ!

 

と自分を呪いながら罵っている時に、またパートナーが、

 

「ここに写ってるじゃん」

 

と見せてくれたのがこちら。

 

 

青と赤の帽子を被ったチャールズ新国王、その隣のアン王女、そしてその隣のアンドリュー王子の後ろ姿が写った写真です。棺を乗せた車の後ろを撮った写真にお三方の後ろ姿が偶然写っていました。

 

目の前を歩かれていたチャールズ新国王のお顔の写真を撮らなかったという大失態を犯してしまいましたが、

 

運良く後ろ姿だけは撮っていたので、まあ良しとします。

 

チャールズ新国王のお顔を撮る機会はこれから先にもあるかもしれないので、次回は撮り逃がさないようにします!

 

この記事の冒頭でも触れましたが、待ち時間が凄いことになりそうなので、今夜から明日にかけて一般公開されているセント • ジャイルズ大聖堂に行くことは諦めます。

 

明日エリザベス女王は飛行機でロンドンに移送され、今月19日にロンドンで盛大な国葬が行われます。

 

エリザベス女王の逝去に関して、自分がエディンバラから皆さんに報告出来ることは以上です。

 

非常に悲しい出来事でしたが、同時に物凄く貴重な体験をさせてもらい、昨日の記事にも書きましたが、イギリスの人たちの暖かさを実感しました。

 

ここに改めてエリザベス女王のご冥福を心からお祈りします。

 

最後まで記事を読んで下さってありがとうございます。

 

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それではまた次回のブログで。

 

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