イギリス生活のカルチャーショック3つ ~ この質問もNGなの?

こんにちは。エディンバラのタコヤキです。
さて今回は、イギリス生活もそろそろ3年目をむかえる自分がカルチャーショックだと感じたイギリスならではの3つの事象について記事にしてみました。
イギリスのカルチャーショックにご興味がある方の参考になれば幸いです。
それでは始めます。
1. 雨でも傘をささない
まず最初のカルチャーショックは、エディンバラでは雨が降っていても傘をささずに平然と外を歩いている人が非常に多いです。自分の印象としては、傘をさしている人は2割もいないんじゃないかと思います。
イギリス人のパートナーに聞いたところ、雨の日に傘をささないのはエディンバラだけでなく、イギリスの他の街でも同じだそうです。
日本でも小雨ぐらいなら傘をささない人もいますが、イギリスではどう見ても本格的に雨が降っている時ですら、傘を使わない人が多いです。
スコットランドでは、雨が降ったときに傘を使うか使わないかで外国人かスコットランド出身かを判断する人もいる、という話をコチラのニュースサイトで読んだこともあります。
雨の時は傘を使わずにフード付きの防水加工されたジャケットを着ている人が多いのですが、なんの防水機能も無さそうな普通の服を着て、大雨の中をズブ濡れで平然と歩いている人もよく見るので、風邪をひかないのかなぁ、と見ていて心配になることもあります。
イギリスの人が雨の日に傘を使わない理由をネットで調べたところ、
- イギリスでは雨が一日中降り続く日は少ないので、どこかで雨宿りすればそのうち止むからいちいち傘を持ち歩く必要がないと思っている人が多い
- ヨーロッパでは、傘というのは元来女性用の日傘として使われていたものが雨避けのために使われるようになったので、傘を使うことに抵抗のある男性もいる
- イギリスでは風が強い日に雨が降ることが多いので、傘をさしていても横から雨が降り注いできて傘をさす意味がない
などの理由が出ていました。
自分の場合、濡れて風邪を引くのが嫌だし、カメラをカバンに入れていることが多いので、いくらイギリス生活が長くなっても、雨の日は頑固に傘をさし続けると思います。
そして2番目のカルチャーショックは、
2. 出身地 (国) を聞かない
です。
エディンバラに住み始めて結構な年月が経っていますが、
「どこ出身なの?」
という質問は1度も受けたことが無いです。
他の国では、日本人?とか中国から?とか、どこ出身なの?という質問は当たり前のように受けましたが、エディンバラでは一度も聞かれたことがありません。
ご近所さんと立ち話をする機会もありますが、自分がどこ出身なのかは1度も聞かれたことがないです。
この理由についてパートナーに聞いたところ、イギリスにはイギリス以外のルーツを持つ、白人ではないイギリス国籍の人が多く住んでいるので、自分のように白人ではない人に、
「どこ出身なの?」
と聞くことで、相手がイギリス人だった場合に、相手を傷つけてしまう可能性があるので、現在では NG な質問になりつつあるのではないか、ということでした。
確かに自分がイギリス人なのに、外見を理由に、他のイギリス人から「どこの国出身なの?」と聞かれ続けたら嫌な気持ちになりますよね。
自分も以前は、イギリスで知り合った人に、どこ出身かを普通に聞いてしまっていましたが、最近は気をつけるようにしています。
そして3つ目のイギリス生活でのカルチャーショックは、
3. イクメンが多い
ことです。
エディンバラにも公園が多いので自分も色々な公園に行きます。多くの公園には子供用の遊び場 (プレイグラウンド) があって、親御さんがお子さんの面倒を見ているのをいつも目にしますが、平日の午後でもお子さんの面倒を見ているお父さんの数が物凄く多いです。
先日インバーリース公園に行ったときに、どれぐらいの数のお父さんがお子さんと一緒に遊んでいるいるのかをささっと数えてみたのですが、30人ぐらいの親御さんのうち、ほぼ半数は男性でした。
歩道でお父さんが一人でベビーカーを押しているのも頻繁に見ますし、学校が終わった後に子供を迎えに行くお父さんの数も多いです。自分のイギリス人の男友達からも、育児は大変だけど楽しいという話を聞きます。
イギリスでは、育児=女性の役割という概念は消滅しつつあるようです。これも非常に良いことですよね。
以上、自分のイギリス生活の中で感じたカルチャーショック3つについて書きましたが、今後また新たなカルチャーショックがあったら、このブログで紹介しますね。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
ブログを更新する励みにするためにブログのランキングに参加していますので、下の [イギリス情報] というバナーをクリックしていただけると物凄く嬉しいです。よろしくお願いします。
それではまた次のブログで。