映画「トレイン • スポッティング」の舞台となった街「リース」を歩く

こんにちは。
今日もエディンバラは晴れ。しかも天気予報通り気温も20度を超えてまさに真夏です。日本の真夏とは比較になりませんが…
さて皆さんは、90年代に日本でもヒットした「トレイン • スポッティング」という映画をご存知でしょうか?
エディンバラに住む若者たちの薬物問題を生々しく描写した話で、イギリス人俳優の、ユアン・マクレガーが有名になった映画です。
映画の舞台となったのは、エディンバラの北東にあるリース (Leith) という名前の地域なのですが、かなり荒れた地域として描かれていました。描かれていた、というよりも、本当に荒れた地域だったようです。
今でも、「リース」「エディンバラ」「治安」で検索すると、薬物犯罪や性犯罪が多いのでリースは避けるべきだ、という情報が見つかります。
という訳で今日は、トレイン • スポッティングの舞台となった、かつては荒れていたリースを歩いて、リースの現在の写真を撮ってきました。
エディンバラの中心部からリースへは、リース • ウォーク (Leith Walk) という名前の長い商店街を通ります。
リースウォークには、沢山の個人商店やカフェやパブ、レストランなどが立ち並んでいます。
現在は、エディンバラ中心部とリースを繋ぐトラムの線路を敷く工事が行われており、工事現場が延々と続いています。
ファサードがおしゃれなお店も多いです。
ストリートアートもあり、リースに近づくに連れて “カジュアル度” が上がっていきます。
日本のアニメのようなストリートアートを見つけました。
そしてリース • ウォークを歩き終えて、リースに入ります。
リースに入って直ぐに、物凄く柄が悪い、という訳ではありませんが、5、6歳ぐらいのお子さんの前で、英語の禁句とされている “Fワード” を何度も連発されていらっしゃる親御さんを見た時に、
「さすがトレイン • スポッティングの舞台だった場所だけあるな」
と感じました。
また、道を裸足で歩いているイケメンも目撃しました。なぜ裸足?
他にも柄が悪そうな若者を見たりもしましたが、9割5分以上の人は普通の見た目の方々で、目が合うとニッコリ笑顔を見せて下さった高齢の御婦人もいらっしゃいました。
建物も歴史を感じる、美しいものが多いです。
公営団地の付近にもストリートアートがありました。
外装が素敵なカフェやレストランも多いです。
トラムの工事が行われていなければ、エディンバラ旧市街と似た雰囲気だと思います。
公衆電話には落書きがありましたが、その他ではあまり見ませんでしたし、道路にはほとんどゴミが落ちていません。
そしてリースの中心部に到着です。
どことなくオランダのアムステルダムを思わせるような (行ったことないですが… ) 可愛い街並みです。
ちなみにこの川はウォーター • オブ • リースです。
川沿いにはレストランやバーがあり、観光客と地元客で賑わっています。
リースの中心部には、治安が悪そうな雰囲気は全く無いです。
リースには港もあり、有名な観光スポットとしては、イギリス王室のヨット「ブリタニア号」があります。
また、街の再開発が進み、おしゃれなカフェやレストランだけでなく、モダンなマンションもどんどん増えているので、近年ではリースに住みたがるエディンバラの若者が急増しているそうです。
実は自分もエディンバラに引っ越して直ぐに、リースのマンションを内覧したことがあるのですが、大人気で10人以上の人と一緒に内覧させられました…
下の写真の左の建物は、スコットランド政府の建物です。この近くにはミシュランの星をとったレストランもあります。
現在のリースのイメージは、トレインスポッティングの「荒れた街」から「オシャレな街」に変わりつつあるようです。
この建物も非常に美しいです。工事現場が玉にキズですが….
少し歩いて、リース • ウォークに戻ります。
そしてまたリース • ウォークでストリートアート鑑賞。
歩道に曼斗羅?が描かれています。
リースもですが、リースウォークにもおしゃれなカフェが本当に多いです。
本当はローカルのおしゃれなカフェで休憩したかったのですが、かなりの暑さだったのでアイスコーヒーが飲みたくなってしまって…
スタバで休憩です。
ローカルのカフェだと、アイスコーヒーを出しているところが少ないんですよ…
次回リースに行く時には、ローカルのオシャレなカフェを発見して、ここで紹介できるように頑張ります。
現在のリースの治安に関して個人的には、
「特別に悪いわけでは無いけど、エディンバラ中心部と比べると少し悪く感じるかな」
といったところです。エディンバラの中心部でも同じですが、旅行で訪れる際には、用心するに越したことは無いと思います。
以上、本日の街歩きでした。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
ブログを続ける励みにするためにブログのランキングに参加しています。下の [イギリス情報] というバナーをクリックしていただけるとモチベーションが上がります。よろしくお願いします。
それではまた次のブログで。