イギリス生活に向かない人の特徴

 

こんにちは。

 

今日のエディンバラは久しぶりにまとまった雨が降っています。

 

最近はエディンバラでの生活にも慣れ始め、エディンバラ生活、イギリス生活に対する感じ方が少しずつ自分の中でまとまってきました。

 

そこで今回は、日本で生まれ育って、イギリス人のパートナーを持ち、イギリス人の友人もそこそこいて、イギリスに約一年半弱住んだ立場で思う、

 

“イギリスに住むことが向かない人の特徴”

 

について書いてみました。

 



 

全て自分のこれまでの経験や見聞に基づいた個人的な見解になりますので、ご了承ください。

 

 

1.自己主張が強い

 

欧米の国々では皆自己主張が強いというイメージがあるかと思いますが、自分の経験でも、確かに、アメリカやフランスでは自己主張が強い人が多いです。しかしイギリスでは、自己主張が強い人はあまり多くなく、また一般的に、自己主張が強いことは良しとはされません。

 

一番分かり易い例として挙げられるのは、最近のアメリカ人のメーガン妃と英国ロイヤルファミリーとのいざこざでは無いでしょうか。

 

自分はどちらが悪くてどちらが正しいかは分かりませんが、イギリスのメディアを見る限り、

 

「自分はこう感じた」

 

「自分はこんなことをされた、言われた」

 

とメディアを通じて自己の主張を発信し続けるメーガン妃について、かなりネガティブな見方をする人たちが多いようです。

 

それとは逆に、自己主張することが当然なアメリカでは、メーガン妃の行動をポジティブに受け止める人も多いように思えました。現にアメリカの著名人の多くがメーガン妃へのサポートを表明しています。

 

それなので自己主張が強い人には、イギリスは最適な国では無いと思います。

 

 

2.気が短い

 

イギリスでは、公共の交通機関が時間通りに来ない、家電製品や水回りのものがよく壊れる、古い家は隙間風が吹く、お役所仕事に本当に時間がかかる、郵便物が届かない、医者との予約がなかなか取れないなど、日本ではあまり馴染みのない経験をすることが多いです。

 

短気になって、その一つ一つに目くじらをたてて怒っていたら、怒るだけで人生が終わってしまいそうなくらいです。また何か問題があって担当者に怒っても、問題解決に繋がることは少ないです。

 

それなので、当たり前のことですら自分の思うように行かない時でも、辛抱強く上手くいくまで待てるような忍耐力が強い人がイギリス生活に向いていて、気が短い人にはイギリス生活は向いていないと思います。

 

 

3.礼儀正しくない 

 

一般的なイギリス人は、日本人と同様に礼儀正しいです。イギリス人も、何かあると直ぐに

 

「Sorry = すいません、ごめんなさい」

 

と反射的に口にしますし、

 

何かものを人に頼むときに、

 

「Please = お願いします」

 

と言います。

 

若い親御さんがお子さんに、

 

「”ありがとう”、”お願いします”と言いなさい」

 

と注意しているのも頻繁に目にします。

 

それなので、イギリスで生活する上では礼儀正しくあることが必要です。ただ、一般的な日本人はイギリスで普通に暮らしていくのに十分な礼儀をわきまえている方がほとんどだと思いますので、この点に関してはほとんどの日本人がイギリスに住むのに向いていると思います。

 



 

 

4.伝統や古いものよりも利便性を追求したい

 

イギリスは歴史も古く、イギリス人も長い歴史や伝統を誇りにしている人が多いです。

 

そのため、古い家や建物、食器などに価値があり、新しいものや新しい文化に価値を見出さない人も多くいるように感じます。

 

例えばイギリスには、”Listed Buildings” という、法令により有形文化財に指定されている歴史のある住居が多く存在するのですが、文化財に指定された住居は、外壁だけでなく、家の中をリノベーションするのにも行政の許可が必要となり、実際に許可を得るのはかなり難しいと言われています。それなので、こういった文化財に指定された住居に住む人は、イギリスは寒い国であるにも関わらず、窓を自由に二重サッシに変えることすらできず、昔のままの状態で生活することになります。それでも古い住居は人気があり、こういった住居が売りに出されると飛ぶように売れています。

 

また、ロンドンの一部の地域を除いて近代的な高層ビルもほとんど無いですし、自分が住んでいるスコットランドのエディンバラに関しては、3、4階建ての新築のマンションですらエレベーターが付いているところは稀です。

 

お店も昔のやり方と変わらず、かなり早い時間に閉まってしまい、24時間営業のコンビニなんて考えられません。

 

それなので、多少不便でも、古いものや伝統に価値を見い出せる人はイギリス生活に向いていると思います。それとは逆に、利便性を追求したい方はイギリスでの生活はかなり困難に感じられると思います。

 

 

5.お酒があまり好きでは無い

 

イギリスではお酒好きな方が本当に多く、イギリスで友達を作ろうと思ったら、パブで一緒にお酒を飲みに行くことが一番の近道です。シラフのときは少しよそよそしい人も、お酒が入ると急に親しみやすくなることも少なくありません。

 

ただ、逆にお酒が全く飲めないと、友達が全く出来ない訳ではありませんが、イギリスで親しい友人を作る難易度が上がってしまうと思います。

 

以上、自分が思う「イギリス生活に向かない人の特徴」について書いてみましたが、あなたはいくつ当てはまりましたか?

 

自分はと言うと…

 

“礼儀正しくない” 以外、全て当てはまってしまいます!

 

自分は、自己主張が強く、短気で、便利な生活を好み、お酒もあまり好きでは無いので、イギリスで生活するのにはあまり向いていなさそうです…

 

まあ向いていなくても、1年半もなんとか住めているのは、いつも嫌気がさしてブーブー文句を言い始めたときに、忍耐強く聞いてくれるパートナーのおかげだと思うので、パートナーに感謝です。後は美しいエディンバラの街並みとスーパーのスイーツのおかげかな。

 

本日も最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

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それではまた次のブログで。

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2件のコメント

  • 自分は結構当てはまりました(笑) (自分礼儀正しいです?) 今の時代はネットやSNSから情報収集が出来ますから、何年か前にイギリス生活のある方のブログを読んでいて、イギリス生活には向かないなぁと前から思っていました(笑) 24時間コンビニもないし、色々不便に感じる事は多々あります。旅行は好きですが、生活するとなると結構厳しいと思います… 自分の女性の友人数人は国際結婚してアメリカやヨーロッパに住んでいますが、自己主張が大変強く、またメンタルも相当強いです。仲の良い海外の友人達も文化や価値観の違い等で合わないなぁと思う時もありますし正直時々疲れる事があります(汗) ですがコロナが落ち着き昔のようにいつもの日常に戻ったらいつか自分はお店オープンさせたいので海外に移住するつもりでいます。後悔のない人生を送りたいので夢を絶対に叶える。と日々思っています。そしてtakoyakiさんのイギリスのブログ内容楽しくいつも読んでいます。スイーツも見てて新発見する事もたくさんあるので写真も添付してるし読みやすいです。次の記事も楽しみにしてます。

  • ちありーなさん。

    励みになるコメントありがとうございます。

    おっしゃる通り、旅行と実際に住むのとでは全く違いますよね。

    ただ、不便だろうが様々な障害があろうが、目標や夢があるとどの国に居ようが全く苦にならなかったりすると思います。

    海外でお店をオープンされる夢を叶えてくださいね!応援しています。

    今後もちありーなさんに楽しんでいただけるような記事が書けるよう自分も頑張りますね。

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