イギリスのスコーンに関する終わらない論争

こんにちは。
今日のエディンバラは薄曇りですが比較的暖かかったです。
さて今日は、日本の友達と LINE でチャットをしている時に、イギリスの代表的なオヤツであるスコーンの話になり、無性にスコーンが食べたくなってしまったので、イギリス王室御用達スーパー、ウェイトローズに買いにいくことにしました。
今日は久しぶりにウォーター • オブ • リース横の散歩コースを歩いてみました。
相変わらず森のようです。
そして散歩コースを抜けて、インバーリース公園に入ります。
最近はこの公園に咲く花の数もまた増えてきたようです。
一時晴れ間が見えた時もありました。
公園を出たところにある植物に覆われた家がユニークです。
そしてウェイトローズでスコーンを買って、家でおやつタイムです。
本日購入したスコーンはこちら。
4つ入りで1.7ポンド (現在のレートで約260円) です。
スコーンと一緒にクロテッドクリーム (Clotted Cream) も購入。
こちらは113グラム入りで1.45ポンド (現在のレートで約223円) です。
クロテッドクリームはかなり濃厚なクリームで、普通のクリームと比べると乳脂肪分が高めです。クロテッドクリームは主にイギリスのコーンウォールとデボンで作られています。
クロテッドクリームの名前の “クロテッド (Clotted )” とは、日本語で “凝固した” という意味ですが、その名の通り、クロテッドクリームの上部には成分が凝固しています。
自分は温かめのスコーンが好きなので、オーブンで10分ほど温めて、
半分に切ってクリームを塗って…
あ、やばい!
もしかしたらコーンウォールの人たちを敵にまわしたかも!
というのも、スコーンにクリームとジャムを塗る順番に関して、クロテッドクリームの原産地であるコーンウォールとデボンの人たちの間に未決着の論争があり、
デボンの人たちはスコーンにクリームを塗ってからその上にジャムを塗るようで、
その反対にコーンウォールの人たちは、スコーンにジャムを塗ってからその上にクリームを塗るそうです。
どちらも自分たちのスコーンの食べ方の方が美味しい、と一歩も譲らないらしいです…
ちなみにイギリスのエリザベス女王のパーティで出されるスコーンは、コーンウォール風に、ジャムの上にクリームが塗られているようです。
自分の場合、パンやクランペットにはバターを先に塗るので、同じ要領でスコーンにもクリームを先に塗っていました….
そういう訳で、自分はデボン風にクリームを塗った後にラスベリージャムをつけて、
いただきます。
表面がサクッ、中がホロリで、濃厚なクリームと甘酸っぱいラスベリージャムとの相性も抜群で美味です。
今回食べたクロテッドクリームは全く甘くないです。また、スコーンにはバターが多めに入っているようでかなりヘビーです。でも、自分の場合、軽めのスコーンよりも重めのスコーンの方が好きなんですよ。
スコーンを食べ終わった後に、この食べ方ではコーンウォールの人たちに申し訳ないと思い、コーンウォール風にもう一つスコーンを食べることにしました。
しかし、2個目のスコーンに手を出す前に、スコーンとクロテッドクリームのカロリー表記を読んでしまい、さすがに続けて2個食べるのは自分の腹回りの成長を更に加速させてしまうと思い、一個の半分だけ食べることにしました (この歳になってようやく自制することを学びました)
今度はコーンウォール風にスコーンにジャムを最初に塗って、
その後クリームを塗って、
そしてまたいただきます。
こちらの食べ方も美味です。ジャムはブルーベリージャムにしたのですが、クロテッドクリームとも良く合います。
自分の場合、美味しければ型には拘らないので、コーンウォール風の食べ方も、デボン風の食べ方も、どちらも勝者ということにさせていただきます (八方美人です)
以上、本日の公園歩きとおやつタイムでした。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
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それではまた次のブログで。
すみません、ラズベリージャムではなくてジェリーのように見えるのですが…いかがでしょうか。
コメントありがとうございます。
本当だ!ジェリーっぽいですね。でもこれはジャムなんですよ。次にジャムの写真を載せるときはもっとジャムっぽく塗りますね。