イギリス版「オレオレ詐欺」〜 引っかからないとたかをくくっていたら…

こんにちは。
今日もジメッと寒いエディンバラ。5月下旬だというのに現在の体感気温は2度。午後に出歩いた時は、まさかの手袋着用です…
5月に手袋は恥ずかしいかな、と思ったのですが、自分以外にも手袋をしている人が複数いたのでホッとしました。
エディンバラの冬はいったいいつ終わるんでしょうね…
さて、最近というかエディンバラに引っ越して来てからかなりウザったいのは、イギリス版の「オレオレ詐欺」です。
日本のオレオレ詐欺の場合は、誰かが被害者の子息を装って被害者に電話をかけて、事故を起こしたからお金が大至急必要だ、みたいな話をして高齢者にお金を振り込ませるようなものが主流だと聞いています。
自分も、日本の知り合いの親御さんが、お金は振り込まなかったものの、オレオレ詐欺の電話を受けたという話を聞いたことがあります。
イギリス版のオレオレ詐欺は、日本のものとは少し異なります。
自分がエディンバラに越してきた後に一番最初に受けた「オレオレ詐欺電話」はこんな感じでした。
ある日知らない番号から電話がかかってきて、
「もしもし…」
と返答すると…
「先日あなたが起こした事故について話合わなければいけません」
といった内容のようなことを、突然、巧妙に女性の声を装ったコンピューターの声で言われました。
「XX さんですか?」
とか、
「私は YY と申しますが…」
や、挨拶等も一切無しです。
イギリスでもこういった電話がかかってくることは以前聞いたことがありましたし、自分は事故なんて起こしていなかったので、遂に自分にもオレオレ詐欺電話がかかってきたか、と不思議と感心してしまいました。もちろん直ぐに電話は切りましたが。
そのまま質問に答えていったら、どこかにお金を振り込むことになるか、個人情報を聞き出されて悪用されるかのどちらかになるのだと思います。
そして、日本のオレオレ詐欺電話は、恐らく一生のうちに何度も受けることは無いと思うのですが、イギリス版はマジでしつこくて、月1ぐらいのペースでかかって来ます…
最近は、電話の出だしの内容が変って、
「あなたの国民保険番号が悪用されたから、直ちに対応しなければいけません」
みたいになり、この電話を一番最初に受けた時は少し焦りましたが、コンピュータで合成された声だったので、いつも通り速攻で切りました。
今朝は最初にこの詐欺電話がパートナーにかかってきて、その後10分もせずに自分の携帯にもかかってきました…
本当にしつこくて、詐欺というよりは嫌がらせ電話のように感じます…
こんななんちゃってオレオレ詐欺に引っ掛かるもんか!と自分もパートナーも高を括っていたのですが、実は、先日引っ掛かりそうになってしまいました。
電話では無く携帯の SMS メッセージに、
「今日宅配されるはずの荷物の送料がまだ振り込まれていないから、このリンクから送料を送るようにして下さい。」
というメッセージが届き、何も考えずにリンクをクリックする寸前で、今日は何も送られてくる予定は無い、ということを思い出し、これも詐欺メッセージに違いないと運良く気付いてクリックしませんでした。
当日に何かが送られて来る予定だったら、恐らくそのままリンクをクリックしていたと思うので、少し怖くなりました。
という訳で、日本のオレオレ詐欺とは形は少し異なりますが、電話や携帯による詐欺というのはイギリスにもありますので、現在イギリスでお住まいの方や、これからイギリスに引っ越そうと考えられている方はくれぐれも気を付けて下さい。
同じサギでも鳥のサギは人を騙そうとしないし、美しいんですけどね….
以上、本日のイギリス生活情報でした。
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