マルタでの経験がトラウマに… イギリス生活でも気をつけなきゃいけないこと

こんにちは。
今日は晴れたり曇ったりのエディンバラの天気です。イギリスにいるとどうしても天気の話が増えてしまいます。
天気の話以外で、エディンバラで散歩していていつも思うことは、
「道を渡る時は車に気をつけなきゃ」
ということです。
本来、横断歩道を渡るときは、歩行者が優先されるべきだと思うのですが、信号がない限りはほとんど止まってくれる車はありません。しかも狭い道でもかなりのスピードで走っている車も多いので、道を渡るときは左右の確認を2、3回してから渡るようにしています。
でも、信号無視をしている車は一度も見たことはありませんし、運転しながらスマホをいじっている人や、アルコールを飲みながら運転している人を見たこともありません。
「そんなのあたり前じゃないか!」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、自分が住んだヨーロッパの国の中には、スマホ運転や信号無視、飲酒運転をするドライバーたちを日常的に見ていた国もあるので、こういった危険運転するドライバーを見なくて済むことは、自分にとって物凄くありがたいことなのです。
例えば自分が住んだヨーロッパの国の一つ、マルタ共和国。
マルタには1年しか住まなかったのですが、普通に街を歩いているだけなのに恐怖を覚えるような経験が沢山ありました。
信号無視とスマホ運転は毎日のように見ていましたし、ビールの缶を片手に運転しているドライバーも頻繁に見ました。
一番驚いたのは、スキンヘッドのドライバーがバックミラーを見て、カミソリで自分の頭を剃りながら運転しているのを見た時です。
自分は関西人ではありませんが、
「なんでやねん!」
と思わずツッコミを入れたくなりました。
また、マルタでは、車に轢かれそうになったことが3度もあります。
一度目は、若い男性ドライバーが、歩行中の若い女性に声をかけるために後ろを向いたまま車を走らせ続け、自分が横断歩道を渡っているときに突っ込んできました。
幸いなことに車のスピードが遅かったことと、ドライバーが後ろを見たまま運転していることに自分が気付けたので、慌てて後ずさりして、引かれるのを避けることが出来ました。
ドライバーも自分に気づいて車を停めましたが、自分に一瞥をくれただけでまた女性たちに声をかけようとしていました。
自分は驚きと怒りでただ立ち尽くしていたのですが、その女性たちや、周りにいた人たちも、その車が自分を轢きそうになっていたのを見ていたので、ドライバーに対して非難の声を浴びせていました。でも、ドライバーは謝りもせずに走り去っていきました。
2度目は、歩行者用の信号が青に変わったので道路を渡ろうとしたら、凄いスピードの車が信号を無視してそのまま突っ走っていきました。3度目に轢かれそうになったのも同じ状況です。2回とも車が走り去ったあとに、
「あのスピードで轢かれていたら命が無かっただろうな…」
と思って、心臓がバクバクしました。
自分の眼の前で車同士が衝突する瞬間も2回目撃しました。どちらも大事にはならなかったのが不幸中の幸いでしたが…
たった一年の間で、ここまで自分が事故に合いそうになったり、事故の瞬間を目撃したのはマルタだけですし、今でも一つ一つの体験を覚えているぐらいトラウマになりました。
この記事を読んでいる方の中で、マルタ旅行やマルタでの語学留学を考えている方がいらっしゃったら、マルタで道を渡るときは本当に気をつけてください。
マルタの海や街並みは綺麗だし、食べ物も美味しいし、可愛いネコも多いし、良い国だと思うのですが、道を歩いている時の恐怖感には最後まで慣れることが出来ませんでした。
ポルトガルのリスボンでも、スマホをいじりながら運転しているドライバーはよく見ました。
ただリスボンでは、横断歩道を渡ろうとする時は、9割以上のドライバーの方が、歩行者を優先してくれました。
横断歩道を渡ろうとするときに、ものすごいスピードで走っている車が、急ブレーキをかけて止まって、「渡りなよ」と手で合図してくれるのが、いつも不思議でした。横断歩道では絶対に歩行者を優先させなければいけないという社会的プレッシャーでもあるんですかね?
話をエディンバラに戻すと、イギリスではスマホ運転に対する罰金が最近、60ポンド (約9千円) から200ポンド (約3万円) に跳ね上がり、3年間のうち2回スマホ運転が見つかったら免許剥奪です。
どうりでエディンバラではスマホ運転を見ない訳です。
ですが前述しましたように、道を渡るときに歩行者を優先してくれるドライバーさんはほとんどいないので、これからも道を渡るときは、左右の安全確認をしっかりし続けます。
皆さんも、イギリスやヨーロッパ旅行時に道を渡る際は、くれぐれもお気をつけくださいね。
今日も最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。
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それではまた次のブログで。